不足

医師不足の原因とは?

今日本は深刻な医師不足が問題になっています

現在、どの地域でも医師不足、医療機関の不足が問題となっています。
都市部でも救急医療のたらいまわしなど問題になっていることがありますが、地方に行くと医師不足、医療機関の不足は深刻です。

特に医師不足は深刻です。
医師の数が不足するという事は医療施設があっても出来ない治療が出てきますし、病院を経営する事が困難になってしまいます。
なぜ医師が不足しているのか、そこには国が深くかかわっています。

「医師がどんどん多くなると国民の医療費総額が多くなる、イコール国家予算に大きな影響を及ぼし国家予算が危機状態に陥る」という学説があり、国はこの学説を支持し続けてきたという背景があります。
国が国家予算の関係上、医師の数を厳密に管理してきた、これが現代の医師不足の大きな要因となっているのです。

医師になるためには医師免許が必要です。
医師免許を取得するためには国家試験に合格する事が必要となりますが、その前の段階、医学部の定員を国が管理する事で過不足を調整してきました。

医師の数が慢性的に不足している状態、特に小児科、産婦人科などの医師、さらに救急医療に携わる医師が少ないという現状にあります。
少子化、高齢化が進む日本にとって、小児科医、産婦人科医の不足は出産に大きく影響しますし、救急医療に携わる医師が少ないという事は、高齢の方への救急医療の対応が遅れる可能性も秘めています。

医療崩壊の危機、そこには国民医療費の低減政策が関与している

医師の絶対数の不足、これは長い間、医師会から国に訴えられてきたことです。
数でいけば絶対数は足りているはず、でも地方と都市部との格差があることで、地方医療が崩壊の危機を迎えています。

医学部入学定員数の削減は、1986年から行われてきました。
なぜ削減が行われてきたのかというと、国民医療費の低減政策があったからです。
国民医療費をなるべく低く抑えるために、医師不足が起ったという事も否定できないことなのです。

バブル崩壊後、経済の不安定状態が長く続き、たくさんの企業が倒産、合併などに追い込まれ、国は経済の立て直しに必死でした。
しかしその裏には、医師不足が加速し医療分野にも大きな問題がありました。
経済の立て直しに必死になる状態で医師不足、医療の崩壊について問題の切り崩しが遅れ、現在深刻な医師不足となっているのです。

医師不足に加えて起きた日本の大災害

医師不足が深刻な状態となっていることにプラスし、日本では未曾有の大災害、東日本大震災が起りました。
ここでさらに医師不足が明確となり、さらにゲリラ豪雨や集中豪雨などの自然災害、そして今回の熊本の大きな地震災害……こうしたことが継続したことでより一層、医師の不足、医療分野の人材不足がクローズアップされた状態となっています。