医学部志望

医学部志望者が増え続ける背景

医学部志望者増加の要因

医学部の試験の倍率は20倍を超えるという狭き門となっています。
超難関校と呼ばれる有名大学の医学部に至ってはさらに狭き門となり、実際に合格した方々の割合をみると、浪人生が実に60%を超えているという状態です。
現役合格が難しい医学部、それが現在の日本の状況なのです。

日本国内にある医学部は80、そのうち文科省管轄の学校は国立42、公立8、私立29、そして防衛医科大学1という数です。
国公立の定員は4500、私立は3000です。
こうした狭き門となっている医学部ですが、実は、現代他の学部を圧倒し、超人気学部となっています。

医師になる事、イコール責任ある業務だけれど、経済的に安定する職業であるという事、これから先、さらに高齢化が進むことを考慮しても、絶対に職場がなくなる事がない安定した業務となるのです。
難しい試験に何度も挑戦し、浪人として長い時間を使う事があっても、医師になる事をあきらめない人が多いのも納得です。

医学部に入ってからが勝負

医学部を目指す方々がやっと医学部に合格、そして医師となるべく勉強をしていくのですが、医学部は他の学部よりもずっと卒業まで多難です。
4年間のうち一般教養、医学部全般講義を受ける2年間があり、その後2年間は実習生活です。
近年、大学によっては早期臨床体験実習を入学してからすぐ行うというカリキュラムを組む大学も多くなっていて、何よりも現場主義、医療に携わる者の精神を鍛えるということが主軸となってきていることがわかります。

実習は介護施設やリハビリ施設、さらに知的障害をお持ちの方の施設など様々です。
こうした介護や医療の現場で医療に携わるものとして精神を磨き、命の尊さを知る事で、責任ある医師の立場を知るのです。

卒業試験と国家試験は両方とも最難関

卒業試験を受けて合格しても、その後に控える医師の国家試験が難関です。
卒業試験については80%が目安といわれていますので、出来ないことがないという状態にまで持っていかないと医学部は卒業できないと考えておく方がいいのです。
他学部で留年する学生が10%いるとなればかなり珍しい事ですが、医学部の場合、毎年、5%から10%の留年があるのですから、卒業がいかに難しいかわかるでしょう。

国家試験に関しても卒業試験に関しても、入学するよりずっと難しいといわれています。
日本の大学は入ってしまえばこっちのもの、ある程度勉強しておけば卒業できるといわれていますが、医学部に至っては逆で、入学も難しいけれど卒業、さらに国家資格を取得することがさらに難しいといわれています。
医学部志望者が多いというのは、もちろん現役で志望する方が多いという事に加えて、留年、浪人等で志望する方がプラスされるため、志望者数がより多くなるという現実があります。